フルート選びに困ったら・・・(初心者編)
フルートを始めようとした時、数あるメーカーの中からどの楽器を選んだらいいのかわかりませんよね。
フルートは特に材質も多様で、海外・日本の専門メーカーも多数。
選びたい放題な分、迷いたい放題です(^^;;
材質は大きく分けて、銅、銀、金、プラチナ、木の5種類。
さらに頭部管、管体、キィ、コーティングで材質が違ったりして、組み合わせがかなりたくさんあります。
もちろん材質によって音色も変わります。
更にメーカーによって特徴があり、明るい音色とか落ち着いた音色とか色々あります。
キィの取り付け方も違ったりするので、構えやすさや吹き心地も変わります。
キィの種類はカバードかリングか。
キィの並びはインラインかオフセットか。
Eメカをつけるかつけないか。
足部管はCかHか。
ネットにも色々載っているし、楽器屋さんも説明してくれるだろうけど、
私が初心者だったら、知れば知るほど混乱します。
選択肢が多すぎるんだもん・・・。
試奏できない状態で情報だけで楽器を決めるのは大変ですよね。
決して安い買い物でもないのに。
さて、ここからは私の個人的な意見ですが・・・・
キィはカバードで十分です。
リングはきちんとキィを塞いで押さえないと音がでません。
慣れないうちにリングにすると余計な苦労が増えます。
初心者のうちはまず綺麗な音を出す事を目標とした方がいいので、演奏しやすいカバードが最適だと思います。
足部管はC足で事が足ります。
H足部管は最低音が一つ増えるだけでなく、高音が鳴りやすくなるという特徴があります。
でも管が長くなるのでその分重くなります。
フルートは意外に重いので慣れるまではずっと構えているのに苦労すると思います。
だから、なるべく軽いのがいいのです。
H足じゃないと演奏できない曲は数曲のみでそれも上級者向けです。
C足でも当分困りません。
Eメカはついてた方がいいと思います。
フルートは楽器の構造上、高音Eが出にくいのでそれを補うためについてるのがEメカです。
Eメカがついていることで多少音色が変わったり、あるトリルの運指に影響が出たりするのですが、ついてないとほんとにEが出にくいのでこれはつけましょう。
インラインかオフセットかはわりとどっちでもいいです。
インラインはキィが一直線に並んだもの、オフセットはG♯キィ(左手小指のキィ)周辺が外側を向いているものを言います。
一般的にリングはインライン、カバードはオフセットが多いようです。
手の大きさ、指の長さなどによるので構えやすい方でいいと思います。
それでも迷っちゃうなら・・・お値段10万円前後のヤマハの初心者用フルートをおすすめします。
別にヤマハの回し者でも(最初のフルート以外は)ヤマハの愛用者でもないんですけど(笑)これからフルートを始める人にとってはお値段も手頃でとってもいい楽器だと思います。
ちょっと長くなっちゃったので続きは次回に書きたいと思います。
では次回( ´ ▽ ` )ノ