講師
TEACHER
「自分らしく楽しむ」ために
私がフルートに向き合い続ける理由
はじめまして(^^♪ 「フルート教室クレセント」講師の角谷真季です。
私はこれまで、NY留学や多様なジャンルとの共演、アンサンブルの作編曲、そして最近ではフルートオーケストラをゼロから立ち上げ、コンサートを開催するなど、さまざまな角度からフルートと音楽に触れてきました。
そこで得た豊富な経験と知識は、私が生徒さんと向き合い、フルートを演奏する上で、かけがえのない財産となっています。
今でこそ、「自分らしく」フルートを楽しめている私ですが、ここに至るまで多くの困難を経験し、悩みもがき苦しんできました。
思うように吹けずに悔しい思いをしたり、周りと比べて自分には才能がないと自信をなくしたり...。実は、フルートや音楽が嫌いになってしまったこともあります。
正直、パーソナルな過去を赤裸々に語る必要はないのかもしれません。
それでもその経験があったから、目の前にどんな高い壁があっても、それを乗り越え、前に進み続ける力を得ることができたと感じていますし、それが自分と向き合い、ありのままの「自分らしいフルート」を見つけるきっかけになったと思います。
そして、それらが揺るぎない自信や大きな成長の力になる、とも。
今、悩んでいるあなたの背中を押すきっかけになることを願って、私の挫折と再生の物語を少しお話しさせていただければと思います。
「好き」になりたいのに、届かなかった
好きになりたいのに
楽しく続けたいのに
悔しくて苦しくて
自分に「ダメ」のレッテルを貼って
負の感情で溢れていたあの頃
フルートを始めたのは中学から。1番下手で、そこからどんなに頑張っても2番手、3番手。
ただ悔しくてがむしゃらに練習していました。
高校で努力は実りましたが、同時に「プライド」も芽生え、「歯科矯正」が原因で、全く吹けなくなって、惨めさと苦しさを一人で抱え込んでいました。
大学の人間関係で、フルートの楽しさも熱量も失い、
再び好きになるために挑戦したNY留学も挫折に終わり、
「音大を出ていない」ことへのコンプレックス
「できない」自分への嫌悪感
必死でやっても報われない虚しさ
そういう負の感情だけに支配され、
どんどん自信をなくして追い詰められて
「もう、フルートは辞めよう」
心が折れ、悲しい選択をすることになります。
暗い沼の底で見つけた、小さな「光」
フルートから完全に距離を置いて、どこかもやもやしながらも心の落ち着きを取り戻しつつあったある日、
ふと、以前に周りからかけられた言葉を思い出しました。
・『感受性豊かな音だね』
・『あなたの演奏には、人の心を奪う力がある』
・『表現力は、誰にも負けていないよ』
その時、
何とも言えない感情と衝撃で、目の前の霧が晴れていくのを感じました。
...なんだ、私にも私にしかない【強み】があるんだ
ずっと「できないこと」ばかりに目を向けて、「テクニックがない」と自分を責め、「こうあるべき」という自分勝手なルールで縛り、必死に弱点を埋めようともがいていました。
でも、そんな私にも「できていること」「いいところ」が、ちゃんとあった。
私が認めようとしなかっただけで、悩んでもがいて必死にやってきたこともちゃんと糧になってた。
そう気づいた時、重い荷物をやっと降ろすことができたように、ふっと肩の力が抜けました。
自分が本当に「大切にしたいこと」を見失って、
勝手に作り上げた「理想の自分」の影と、必死に戦っていただけなんだと。
「私らしいフルート」は、『表現力豊かなフルート』だった。
「私が大切にしたいこと」は、『私らしいフルートを私らしく楽しむ』ことだった。
深い深い沼の底で、ようやく見つけた、たった一つの小さな「光」でした。
「光」の先にあったもの
そのことがきっかけで
ようやく自分とフルートに真正面から向き合うようになります。
「どうすれば【強み】である音色を活かせるだろう?」
「この部分はどうして難しいと感じるんだろう?」
「上手くいった時とそうでない時の指の動きの違いはなんだろう?」
アンブシュアは?体の使い方は?息の流れは?
「こうなりたい」を叶えるために、自分に足りないものは何なのか
それまでただがむしゃらに練習していただけで素通りしていたことに、細部まで注目し、自分の演奏を客観的な視点で 分析と研究を繰り返しました。
こうやって手に入れた、「客観性」や「分析力」その過程で得たたくさんの知識、
そして「本当の原因(本質)」を見極め、「問題を解決する力」は
どんな壁にぶつかっても「大丈夫」と思える、 私の「最大の武器」となりました。
私のフルート人生の大半は、フルートや音楽を嫌いになってしまったり、挫折して離れてしまったり、遠回りで苦しい時間の方が多かったと思います。
それでもここまで続けてきたのは、きっと心の奥では「フルートが好き」「自分らしく楽しく演奏したい」という切実な想いがあったからだと思います。
そして、今、長い間心の奥で蓋をしていた切実な想いをようやく叶えることができました。
やっと、この言葉が言えます。
私は...『フルートが好きです!』
これからもずっと
フルートは、私をありのままに輝かせてくれるかけがえのないパートナーです✨