エチュード分析オタクな私が紹介♪フルートエチュード9選

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エチュード分析オタクな私が紹介♪フルートエチュード9選

エチュードとは練習曲のこと。様々な技術の習得を目的とした曲のことです。

ひとくちにエチュードといっても難易度も種類も様々でそれぞれに特徴があります。

 

ここではフルートのためのエチュードの一部をご紹介。

エチュードから受ける作った先生方の極めて個人的なイメージ付き(笑)

 

 

 

ケーラー生徒に寄り添う穏やかな先生。上級者には鬼に豹変 

Op33 1巻(初級)、2巻(中級)、3巻(上級)

フルートのエチュードといえばこれ。曲っぽい要素が多めでとっつきやすく、吹いていて楽しい。

1,2巻は少しずつ曲のレベルが上がっていき、歌曲、行進曲、舞曲のスタイルを学びながら、アーティキュレーション、フレージングなどの演奏表現を習得していきます。

3巻は・・・・急にめちゃくちゃ難しくなります。とにかく跳躍が鬼!

なので2巻終了後は3巻をしないで別のエチュードをするのが一般的です。

※ドレミ音楽出版のものは1巻から3巻までまとめて載っています。

アンデルセン自分にも他人にも厳しくストイックで意地が悪い(失礼  笑)先生 

Op41(初級)、Op21(中級)、Op15(上級)

ケーラーと並んで有名なエチュード。ケーラーより曲要素少なめで機械的要素が多めです。

音の並びが予想しにくく臨時記号が多いのが特徴。わざと吹きにくくしているような意地の悪い曲が多いです(ひどい言い様笑)私めちゃ苦手で仲良くなれません(涙)

Op21から24の調すべてのエチュードをすることになるので、きちんと勉強するならアンデルセンは避けては通れないかと思います。

ガリボルディ美しいメロディーを生み出す優しいおじいちゃん先生

OP131,132(初級)

初級エチュードの花形。最も旋律的で曲っぽく吹きやすい。無理のない音運びも初級者にはとっつきやすいです。

Op131はアルテ教則本1巻のジャパンフルートクラブ版に載っていますのでご存じの方も多いと思います。

OP132はその続編になります。私は難曲に疲れた時に吹いて癒されてます。

マルセル・モイーズフルート界の巨匠であり研究者。恐れ多くも偉大な先生。

24の旋律的小練習曲と変奏(初級)

言わずと知れた「ソノリテ」の先生です。

エチュードというより教本に近いです。譜面は易しいですが、要求されていることは難しく習得に時間がかかります。

じっくり研究するにはもってこいのエチュードです。

余談ですが・・・モイーズのこのシリーズは薄っぺらな割に値段がすごく高いです(-_-;)

ベーム無駄を嫌い隙を見せない効率重視の先生

24のカプリス Op26(中、上級)

現代フルート、ベーム式フルートを作ったからなのかフルートのことを熟知していて隙がない印象。

曲要素と機械的要素は半々くらいで、計算しつくされたエチュードといった感じです。

難しいですが個人的にはとても好きなエチュードで難しくても頑張る意欲が沸きます。

それも計算かもしれない。恐るべしベーム。

ドンジョン茶目っ気たっぷり陽気な先生

8つのサロンエチュード(初、中級)

8つのエチュードそれぞれにタイトルがついていて機械的でコミカルな曲が並びます。

ちょっと他とは変わったエチュードで吹いていて面白いし楽しい。

他のエチュードの合間の箸休め的存在かなと思います。

フュルステナウダイナミックな熱血先生

音の花束  Op125(上級)

テンポがころころ変わり、ダイナミクスの振り幅も大きく、カデンツァありぃのトリルや装飾音符ありぃの華やかな曲が並びます。このボリュームはまさにソロ曲。吹きごたえ十分で1曲吹くとぐったりです。

他のエチュードで様々な技術を習得してから取り組むといいと思います。

カルク-エラート難解すぎて近寄りがたい先生

30の小品  Op107(超上級)

現代曲版エチュード。とにかく難解で面喰らいます。まず拍子が10/8とか11/8とか7/16の時点でもうあ゛ぁぁってなります。それに加えてどうやって演奏するのかと思う音符たち。中にはこれはピアノの譜面じゃなかろうかという曲もあって譜面見るのも気合が要ります(笑)よっぽどの上級者しか取り組まなくていいエチュードですが、機会があったらどんだけ難解なのか覗いてみるといいと思います。

クロイチェル真面目で気難しい先生(っていうかヴァイオリンの先生だし)

フルート・エチュード(中、上級)

元々はヴァイオリンの為のエチュードのフルート版です。これはエチュードというより日課基礎練習といった感じ。

曲要素はほぼありません。機械的なモチーフが延々と続き、反復反復反復・・・・。

力はつきますがはっきり言って面白くはない。好き嫌いがはっきり分かれるエチュードだと思います。

ラインナップが少々偏ってはいますし、主観だらけの紹介ですが、エチュードに興味をもつ入口になればいいなと思います。

エチュードは独学で習得はなかなか難しい部分がありますのでレッスンでされるのをおすすめします。

ちなみに私は色んなエチュードを分析するのがライフワークでして、生徒さん一人一人に合わせたエチュードを提案してレッスンしています(一応宣伝です...よ笑)

世にあるすべてのエチュードを分析するのが夢です(#^^#)

 

無料体験はお気軽に(^^♪

 

 

日課練習テキスト編はこちら↓↓↓

エチュード分析オタクな私が紹介♪フルート日課練習4選
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今回は日課練習テキスト編です。 あくまで個人的すぎる個人的な見解で好き勝手に解説していますので、その辺は何卒ご了承くださいませm(_ _)m
https://flute-studio-crescent.com/blog/detail/routine-practice/

教則本のご紹介はこちら↓↓↓

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