分析オタクな私が紹介♪フルート日課練習本4選
何となく慣れでいつも同じのしてるけど...
大事だってわかってるんだけど...
正直、ちょっと飽きてきて身が入らないし、早く曲が吹きたいし、できることならしたくない...
大きな声では言えないけど、きっと誰もが一度はそう思ったことがあるはず。
(え?私?私はずっと思ってますけど、何か?笑)
そんな大切だけど、ちょっとつまんない「基礎練習」
今の自分(のレベル)に合わせてアップデートしてみませんか?
ちょこっとハードル上げると新鮮で刺激的に取り組めます。
え、基礎練習に刺激なんか求めてないんですけど…?
というごもっともなご意見はあえて横に置いておくとして(笑)
マンネリ化しちゃうと効果が薄くなっていくので、効率よく基礎力をアップさせるには、やっぱりアップデートって必要なんです。
日々の練習のスパイスとして、「日課練習テキスト」を取り入れてみませんか?
注)今回も分析オタク全開の個人的見解が炸裂してますが、何卒ご了承くださいませm(_ _)m
目次
マルセル・モイーズ:ソノリテについて 方法と技術
フルート界の巨匠による音色強化の決定版
吹奏楽部出身のフルート経験者ならほぼみんな知っているんじゃなかろうか。
モイーズを知らんくても「ソノリテ」って名前を知らんくても、これって吹いたら、ああそれ!ってなる半音進行ロングトーン。
「ソノリテ」とはフランス語で「音質・響き」という意味で、テキストには音色作りのための課題と理論がぎゅっと詰まっています。
深くじっくり音色研究するには欠かせない1冊です。
💡ここに注目👀
音色の均一性への徹底したこだわり
譜面上は一見簡単そうですが、深掘りしながら真剣に取り組まないとただ「こなした」だけでは、あまり効果が感じられないと思います。
ロングトーンってこんなにしんどいのかと思わせるストイックさは、まさに「超高負荷筋トレ」。
何よりも音色の均一性にこだわり、生涯カバードモデルを使い続けたモイーズならではかなと思います。
個人的には「いい演奏とは理性と感情(本能)の均衡がとれていること」の言葉が、理性を失って感情で突っ走って失敗することが多い私にはグサーーーーーーーっと刺さりました(-_-;)
★ここがレベルアップ✨
・自分の音を「正しく」聞けるようになる
・音の高さによる音色のムラがなくなる
・ブレスコントロール力が磨かれる
・確実にタフになる(笑)
タファネル&ゴーベール:17のメカニズム日課大練習
テクニカル系の優等生。絶対的なエース
通称タファゴベで知られる全17の課題から成る有名な日課練習テキスト。
音階、半音階、音程、アルペジオ、トリルなど、これぞ日課練習な課題が余すことなく凝縮されています。テクニカル系最初の1冊には、ぴったりではないでしょうか。
💡ここに注目👀
生真面目さゆえの心を折る長さ
1つの課題がとにかくやたら長いんです。
軽い気持ちでやり始めると、終わりがなかなか見えてこなくて途中で心が折れます(私だけかもしんないけど笑)。
さらに、アーティキュレーションや調を変えて取り組むよう指示があり、ぬかりもない。
タファネルとゴーベールは、とても真面目な性格で、この一冊でほぼ全てのテクニックが身に付くようにと、抜けがないように詰め込みまくっただな、きっと。と勝手に思っています(笑)
私が、タファゴベに出会った(というかやらされた)のは、高校時代。その頃は、それが何か知らなくて、やたら長い基礎練習という印象しかありませんでした。
でも、何度もやった1番は暗譜してますし、アルペジオが得意になったのはタファゴベのおかげだと思います。
★ここがレベルアップ✨
・フィンガリングの「確実性」と「速さ」が身につく
・どんな調も臨時記号(#や♭)も怖くなくなる
・スケールやアルペジオなど規則的な動きに強くなる
・知らぬ間に体力アップ(笑)
ライヒャルト:7つの日課練習
一見人当たりが良さそうなドS番長
タファネル&ゴーベールの対抗馬的存在。
24スケールの機械的な課題を毎日1つずつこなせということで、1週間分で7つ。
音域も下から上までと広く、スケール、アルペジオ、跳躍、ダブル、トリプルタンギングと全てが詰まってる割には、テキストがとっても薄く、「7つならやってみようかな」と思わず手が出るとっつきやすさをまとっていますが........................
💡ここに注目👀
取り組んだことを後悔させる超高速鬼テンポ
指定テンポがね、目を疑う速さでとにかく鬼なんです。
それなのに音の並びが単純ではない(=難しい)のです。
(ミスプリもかなり多いですし💦)
なので、日課練習っぽい存在になるまでの道のりがまず長い。
それでも個人的には、なぜかタファゴベよりこっちの方が好きなんですよね...(Mなのかしら笑)
ドS番長がオラオラ追い立ててくるような半泣きレベルの課題ばかりですが、それにもめげず、ゆっくりテンポから、コツコツコツコツコツコツ....やってると、いつのまにか鬼テンポに近い速さで、しかも暗譜で演奏できるようになります。きっと!!
★ここがレベルアップ✨
・指の「瞬発力」と「回しやすさ」が3ランクくらい上がる
・難しい音形パターンのストックが増える
・連符や速いパッセージの苦手意識が軽減する
・不可能そうでもめげない「鋼の精神力」が手に入る(笑)
ポール・エドモント=デヴィス:28日間ウォームアップ すべてのフルート奏者のために!
突如現れた日課練習テキストの新星。上達の期待と引き換えに魂を奪われる悪魔の書(注:個人の見解です)
数年前に出版されてからSNSで取り上げられ、ムラマツの売り上げ1位になり一時期売り切れが続出した話題のテキスト。
「音の響き」「フィンガリング」「タンギング」「インターバル」の4つのテーマごとの7つの課題をそれぞれ1つずつ組み合わせて28日間こなすというもの。28日間の組み合わせ方もきちんと提示してくれています。
この一冊で必要な基礎を網羅していて、なんだかすごく良さそうでしょ?これさえやってれば上達しそうですよね?
実際にこの本にも「28日間経った頃にはでずいぶん腕が上がったことに気づくでしょう」だの「さらに半年以上続けたら能力は目を見張るほど改善されてるでしょう」と書いてありますもの。
期待で胸膨らみまくりです。
しかし、これが悪魔の囁きなのです…
💡ここに注目👀
覚醒か挫折か、「逃げ場なし」の完璧なカリキュラム
28全ての課題が難しく、長く、要求が多く、とにかく濃ゆい。それはもうこってり背油増しましラーメン並みに。
隙がない、逃げ場もない。上達したいならやれと悪魔が微笑みながら迫って来る。
1日にすべき4つの課題が終わる頃には、エネルギーの大部分をもっていかれ、半分魂抜けます。
それを28日間毎日です…よ?
まぁ...すべてやり切った後の達成感だけは半端ないですけどね(笑)
極限まで追い込まれるので、ハマったら技術力がめきめき覚醒しますが、挫折もしやすい。
かなりの時間も使いますし、必要なとこだけピックアップするなど、自分のレベルに合った取り組み方をおすすめします。
そんな取り扱い注意のテキスト(又の名を「悪魔の書」笑)です。
★ここがレベルアップ✨
・全能力が覚醒レベルに底上げされる
・長く難しい課題をこなすことで「集中力」と「持久力」が爆上がりする
・やり切った先に半端ない「達成感」と「自信」が手に入る
・超ド級の「忍耐力」がつく(笑)
おわりに:好みのスパイスで日々の練習を彩り豊かに
いかがでしたか?
この日課練習のテキストなら、ちょこっと刺激的にちょこっと楽しく基礎練習できるかも?
とか思ってくれたら、思うつぼ....(笑)、いや、本望でございます。
無心の作業ルーティーンになっちゃっても
あーつまんないなーって後ろ向きの気持ちで嫌々こなしても
基礎力ってつきにくい。
だから、基礎練習にもやっぱりアップデートが必要なのです。
それに...せっかく練習するなら、前向きに楽しく練習したいよね?ね?ね?
...うん
って思わず頷いちゃったそこのあなた。
ぜひぜひ好みのスパイス(日課練習テキスト)を楽器屋さんで探してみてくださいね✨
これからの練習がちょこっと彩り豊かになるはずです♪
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