フルート基本のき。~正しい構え方編〜
今回は基礎中の基礎。これがなくちゃ始まらない!正しい構え方のお話。
横に長〜いフルートを支えているのは右親指・左人差し指の付け根・口の3点のみです。
これを3点支えと言います。(これに右小指を加えて4点支えという場合もあります。)
右の親指で外方向(前方向)に押し、左人差し指で内方向(手前方向)に引き、口で支えてバランスをとります。
右親指は人差し指と中指の間にあり、真下より少し上(後ろ)にあるのが基本です。そうしないと前方向に力を加えることができません。
左人差し指は楽器とぴったりくっつけるようにします。人差指の付け根に楽器が乗るような感じです。
さらに左薬指、小指まできちんとキーの上に乗るようにします。
3点以外をキーから離して楽器が
前に転がるなら右親指>左人差し指
後ろに転がるなら右親指<左人差し指 です。
力のベクトルが右親指=左人差し指になるように指の位置や余分な力が入っていないか確認しましょう。
キーは指の腹で中央を押さえます。
指はピアノのように猫の手までいかなくてもある程度丸みをもたせます。
キーを押さえていない状態でも指はキーのすぐ上にあるようにしましょう。
3点支えができていないと余分な力が入ってしまい、指は思うように動きません。
指を素早く軽く自由に動かすためにも3点支えは重要です。
この正しい持ち方。最初はなかなか難しく、あっちをくっつけるとこっちが離れ、こっちをくっつけるとあっちが離れ状態になります。楽器の重さもあり3点のみで支えるのはコツが入ります。
よく「えー!先生!そんなの無理です!」と言われます(苦笑)
決して、無理ではありませんので(笑)
正しい持ち方をしていないと
中音C(ド)ーD(レ)の動きの時、楽器が動いてしまいます。
なぜならC−Dは指を総入れ替えの運指だからです。
この動きの時になんか吹きにくいな、と感じたら持ち方を見直してみましょう。
持ち方のNGな例をあげておきますので、チェックしてみてください↓
・右親指が楽器から前に出ている
・左人差し指が楽器から離れている
・左小指がG♯キーに届いていない
・指が伸びている
・キーの中央を押さえていない
・キーを押さえていない時に指が離れすぎている
・右小指に力が入ってる
次は吹く時の姿勢です。
立奏の場合は
足を肩幅に開き、楽器を平行か少し下げ気味に持ち、脇を自然に開き、上半身を少し左にひねった状態で構えます。
座奏の場合は
椅子の半分より前に座り、足を肩幅に開き、楽器を平行か少し下げ気味に持ち、脇を自然に開き、上半身を少し左にひねった状態で構えます。
どちらも重心は少し前(つま先側)になります。肩に力が入らないように気をつけてください。
譜面台の位置は上半身をひねった状態で正面にくるようにします。なので最初の立ち位置、椅子の向きは譜面台(正面)に対して右斜めになるはずです。
レッスンではもちろん構え方から指導しますが、
自分で正しい構え方ができているかを確認するには、鏡が有効です。
これから楽器を始める初心者さんはもちろんですが、
初級以上の経験者さんも変な癖がついていないか1度鏡の前で吹いてみるといいですよ。
フルートは吹いている時に指が見れないので、変な持ち方をしていても気がつきにくいです。
正しい構え方が身につくまで、ナルシストばりに(笑)鏡でチェックしましょう。
さぁ!今日からあなたもナルシストになろう!(なんのこっちゃ笑)
次回は基本のき。腹式呼吸編です。お楽しみに♪( ´▽`)
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