【フルート】息が続かない原因は〇〇

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【フルート】息が続かない原因は〇〇

昨日は息が続いたのに今日は続かない・・・なんで・・・

長く音を伸ばすために息のスピードを落として節約しているのに全然息が続かない・・・

曲の時、息が続かなくて変なとこでブレスしちゃう・・・

基礎練習のロングトーンだと続くのに、曲になると息が続かない・・・

などなど

 

 

「息が続かない」と曲も思うように吹けないし、今すぐなんとかしたいですよね。

でも・・・この記事を読んでいるということは

解決しようと努力したけど、上手くいかなかったのではないでしょうか。

 

 

実は「息が続かない」原因は1つではありません。

悩みを解決するためには原因に応じた解決法を実践する必要があります。

 

 

 

 

 

 

【原因1】息の方向を狙えていない

同じように吹いてるつもりなのに息が続く時と続かない時がある・・・

急に音が出なくなったりする・・・

 

力任せにやみくもに息を入れて音を鳴らそうとしていませんか?

一音一音、息の方向を狙っていますか?

 

 

狙わないでとりあえず力任せに吹いている状態は、ダーツの的を見ずに一度にたくさんの矢を放っているようなものです。

たくさん放っているのでどれかは当たるかもしれません。

当たっているものは音になりますが、外れたものは音にならない。

息が続く時は当たっている割合が多く、息が続かない時は外れているものが多い。

一か八かの吹き方なのかもしれません。

 

 

たとえ基礎練習のロングトーンの時は1つ1つの音に意識を向けられていても

曲になると目の前の楽譜の色々なことに気をとられて1つ1つに音に注目しにくくなります。

曲を吹く時でもロングトーンと同じように「ド」なら「ド」の的に、「ソ」なら「ソ」の的に息をあてることが必要です。

 

 

自分の息の向きを確認してみましょう。

自分の手のひらを頭部管の前にして吹いてみると分かりやすいです。

手のひらの色んなところに息が当たる場合は一か所にまとめるようにしましょう。

息の方向は唄口の中心の延長線上が理想です。

常に同じ位置に息を当てることができれば、安定して音を長く伸ばせるようになります。

 

【原因2】息のスピードを遅くしたり、息の量を少なくして節約している

音を長く伸ばすために息のスピードを遅くして出す息も少なくして節約してるけど、ちゃんと音にならないし、息苦しくなって結局続かない・・・

 

なんてことはありませんか?

 

 

それは・・・

音になるために必要な息のスピードと量が足りていない状態で吹き続けているからです。

 

 

「長く音を伸ばす」=「息のスピードを遅くして息を節約する」と考えがちですが、

使える息の量は吸った分以上にはならないし、

その音にするために必要な息のスピードも量も決まっているので、そもそも「節約」なんてできないのです。

吸った息を「節約する」のではなく、いかに「無駄なく効率よく使う」か、が大切です。

 

 

まず、出す息の量を少なくしようとせずに出口(アパチュア)の大きさを調節してみてください。

出口が小さくなれば結果的に出ていく息の量は少しずつになります。

ただし、小さすぎるとそれはそれで力が入り息苦しくなります。

ポイントは余計な力が入らない自然な呼吸ができるかどうかです。

適当なアパチュアの大きさになれば、息もまとまり、的にも当てやすくなります。

 

 

次に、意識を「息を少しずつ出す」から「息を長く遠くに出す」に変えてみてください。

「長く遠くに」しようと思うと息がまとまり、自然と出ていく息の量も調節されるので無理にコントロールしようとしなくても息が続くようになります。

(不思議に思うかもしれないですが笑 生徒さんはみんなこの方法で音を長く伸ばせるようになりました)

 

 

最後に、「長く伸ばさないと!どうしよう、息続くかな」とか考えないこと。

人間身構えると必ず力が入ります。

気が付いたら息続いてた!くらい緩い方が上手くいく場合もありますよ(^^♪

 

 

 

 

【原因3】ブレスの仕方に問題がある

曲を演奏している時に

たくさん吸おうとするとがばっと間があいちゃう・・・

変なとこでブレスしちゃってあまり吸えなくて息が続かない・・・

そもそもブレスするタイミングがわからない・・・

 

そんなあなたは・・・

息がなくなって苦しくなったらブレスしようとしていませんか?

 

 

不自然な位置でブレスしようとすると間があいてしまったり、余分な力が入って上手く吸えません。

吸う息の量が少ないとそりゃ息も続きませんよね。

 

息がなくなって苦しい状態でブレスすると吸うのに時間がかかり間があいて、曲の流れを止めたり、次に入るタイミングが遅れます。

合奏だと当然みんなと合わなくなります。

合わないから焦って上手く吸えない→息が続かない→苦しくて不自然な位置でブレス

はい、悪循環です(泣

 

 

ブレスの位置とブレスの仕方を見直してみましょう。

 

ブレスの位置は基本的にフレーズの切れ目です。

息がなくなったら吸うのも毎回ブレスの位置が違うのもNGです。

練習時には曲のどこから始めても息が続く続かないに関わらず、必ず同じ位置でブレスしてください。

そうすることで、ブレスも含めて曲の流れの一部となり、タイミングよく吸えるようになります。

 

 

ブレスの仕方はテンポに合わせます。

テンポ60なら60で。テンポ120なら120で。

吹く直前に休符が何拍かある場合は曲のテンポの中で何拍分ブレスしても大丈夫です。

休符がない場合などの短いブレスは「吹いたと同時に吸う」を意識するといいです。

「テンポに合わせてブレス」を意識するとブレスしやすくなるので息も続くようになると思います。

 

 

ブレスも曲の1部だと思って不自然な位置でブレスしないようにしましょう。

 

【原因4】腹式呼吸で吹けていない

息を吸うときに肩が上がったり、力が入ったりしていませんか?

 

もしそうなっているのなら、「腹式呼吸」で吹けていません。

 

息が吸えれば何でもいいように思うかもしれないですが、フルートは息を使う楽器なので「呼吸法」はとても大事です。

息が続くようになるためには、まずたくさん吸う必要がありますよね。

「腹式呼吸」だと上半身に力が入らず、たくさん息を吸うことができます。

 

なかなか息が続かなかったのに「腹式呼吸」をきちんと身につけただけで楽に続くようになったなんてこともあるのです。

 

【原因5】楽譜に気をとられて息の使い方が疎かになっている

ロングトーンだと続くのに曲になると息が続かなくなる・・・

 

 

そんなあなたは・・・

色んなことを意識するあまりに息の使い方が疎かになっています

息を使う楽器だということを忘れちゃってます

 

 

曲だとロングトーンや基礎練習に比べて、考えること気をつけることが多くなるので、ついついそれらに気をとられて自分の息がどうなっているか、使い方がどうなっているか、スルーしがちなのですが、そもそも

息を使って演奏する楽器なので、息のことを疎かにしていては何も上手くいきません。

他のことよりまずは息のこと、息の使い方に意識を向ける必要があります。

 

 

息の使い方(ブレスコントロール)に意識を向けられたら

他のこと(タンギング、アーティキュレーション、フィンガリングなど)は

最初から一度に全部しようと思わないで、まずは目標を1つに絞りましょう。

1つがクリアできたらまた次というように徐々に増やしていきましょう。

目標が増えても「息のこと」は忘れずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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