【フルート】音が出せない時の練習法7選♪
自分がしたいときにいつでも練習出来たらいいですが...そうはいかないですよね。
音を出しての練習時間の確保が難しい方がたくさんいるのではないかと思います。
私も今でこそお家に防音室がありますが、教室を始めるまでは練習場所難民でした。
音を出しての練習ができなくてもクオリティが落ちないようにと、おこなっていたのが「音を出さない練習」です。
その1.腹式呼吸・ブレス
大事だけど見落としがちな呼吸法とブレス。音を出しての練習時にはなかなか意識しにくいと思います。
腹式呼吸がきちんとできているか、ブレスの仕方は適切か確認します。
メトロノームに合わせて演奏しているつもりで息を出してみると、意外と腹式呼吸が不安定だったり、ブレスがスムーズではなかったりします。ここできっちりできていると音を出しての練習がスムーズになります。
その2.アンブシュア・アパチュアの確認
これもものすごく大事だけど、楽器があると目の前の楽譜ですっとんじゃうこと№1(笑)
初心者を過ぎたら改めてアンブシュアの確認ってなかなかしないと思うのですが、練習してもなんだか上手くいかないなと少しでも思っていたら、アンブシュアかアパチュアが原因かも。
自分が頭で思っているアンブシュア(アパチュア)と鏡で実際みたものが同じか確認してみてください。
その3.タンギング練習
楽器でしなくてもいい練習の代表格。楽器なしでできなきゃ楽器ありではできない。
シングルもダブルもトリプルも地道な訓練があってこそ。
音が出せないならここぞとばかりにタンギング練習しちゃいましょ。
その4.指の練習
とりあえず音が出せなくてもできること、として挙げておきますが、
...正しく行わないとあんまり意味がないかも。
指に動きを覚えこませる「指記憶」というものはありますが、それとブレスコントロールは連動しています。
指の動きを覚えるのと同時にそれに連動した息の使い方(ブレスコントロール)も覚えていく感じです。
なので、指の動きだけ練習しても吹いたときに上手くいくかは微妙なんです。
指は動くけど音がちゃんと鳴らない現象を経験したことはありませんか?
音を出さないで指の練習するのなら演奏しているつもりでアンブシュアを作り息を吐きながら(ブレスコントロールしながら)指を動かすのがいいと思います。
その5.譜読み
音とリズムを間違えないように練習することを重視してついつい疎かになりがちかもしれませんが、
(私も時間がない時に疎かにしてしまう時があり、後で激しく後悔します...)
譜読みをちゃんとするのとしないのとでは確実に演奏に差が出ます。
譜読みとは・・・「音とリズムの確認」だけではありません。
調性、拍子、音形、フレージング、アーティキュレーション、ダイナミクス、和声、音楽用語など
楽譜には作曲者が込めた思いや曲の情報がたくさん詰まっています。
それぞれのピースを集めて紐解いていく作業はまるで謎解きのようです。
(私はこれが大大大好物です♡)
その曲が作られた時代背景や作曲者の生い立ちなども謎解きに大いに役立ちます。
譜読みは奥が深いんです。
他には番外編的に
その6.フラッター(巻舌)練習
私はその昔、巻舌が全くできませんでした。なので当然フラッターもできない。
お風呂タイムなど思いついた時にコツコツ巻舌の練習をしたので
今は巻舌もフラッターも一応できますが...まだ精度は低いです(涙)。練習継続中です。
フラッターなんて特別な時しか必要ないんじゃないの?と思われるかもしれないですが、
唇と舌の柔軟性に関わってくるので基礎力アップに役立ちます。
ちなみに、巻舌ではなく喉でかけるフラッターもありますが、こちらは楽器をつけないで練習するのは難しいかも。
その7.腹筋(腹圧)トレーニング
演奏時にお腹を使えていない方はとりあえず少しは腹筋をつけた方がいいかもしれません。
そもそも音を出すときにはお腹から(腹筋を使って)息を出します。
ビブラートもアクセントもスタッカートも基本的に腹筋を使います。
全くお腹を使わずに口先で音を出すとか細い音しかでないです。
「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」と腹筋を使って短く鋭く息を吐きます。なるべく大きくお腹を動かすのがコツです。
もし腹筋を使うことが難しいなら、このトレーニングは有効だと思います。
他にも人の演奏聴くとか理論を勉強するとか音が出せなくても楽器上達のためにできることはたくさんあります。
音が出せないから・・・と悲観しないで、できることを見つけてみてください(*^^*)
無料体験レッスンはお気軽に(^^♪