【フルート】「指が回らない」本当の原因は、“〇〇”と“〇〇”だった!?
「曲の中の速いパッセージや連符が苦手...」
「コツコツ練習しているのになかなか目標テンポではできない...」
「一生懸命指を動かすと痛くなってくる...」
そんなお悩みをお持ちの方へ
指が回らないのは練習や実力が足りないからだと思っていませんか?
たくさんの時間を費やせば、いつかはできるようになると思っていませんか?
ゆっくりのテンポからコツコツやってるのに!
リズム変えたり、指回しの練習法は一通りやってるのに!
こんなに練習してるのに!
なんで思うように指が回らんねん!
と、何度叫んだことか。
______
何を隠そう、かつての私は
「コツコツやればいつかはできるようになる」
「できないのは練習と努力が足りないからだ」
と思い込み、とにかく目の前の課題をこなすために、がむしゃらに練習していました。
それでも、思うようにはできない。
できないから、もっとがむしゃらにやる。
そうやって、どんどん力任せに指を動かすクセがつき、
その先に待っていたのは、「腱鞘炎」という最悪の結果でした...
(幸い早期に治療したおかげで、1ヶ月程で回復しました)
これを機に、根本から見直さなければ、今度は「指を痛める」クセがつくかもしれない。
そうなれば、もうフルートが吹けなくなるかもしれない...
そんなのやだ!!
「もう二度と指を痛めたくない」その一心で、私は**「指を痛めない」方法**を徹底的に研究し始めました。
長年ついたクセを直すのは想像以上に大変で...って文にしたら、なんだか軽いけど(笑)
ほんとに大変だったんです。
だって、ずーーーーーーっと力任せに指を動かす方法で演奏してきたのに、それを一回リセットして、イチから別の方法に変えなきゃいけない。
力なんてそうそう簡単に抜けるものじゃないし、今まで身についてた感覚と全然違う。
最初のうちは脳と指が上手くつながらなくて、まともに吹けませんでした。
そして、長い年月をかけたリニューアルもほぼ完了というある日、驚きの事実に気づいたんです。
「あれ?何だか前より、指が回る...?」
「指を痛めない」ための方法が、結果的に「最も速く、楽に指が回る」方法と、全く同じだったということでした。
なぜなら、「指を痛めない」ことと「指が回る」ことは、実は同じ地点に繋がっているからです。
指を力任せに動かしてしまう根本原因は、実は、フルートの**「持ち方」**にあります。 楽器を支える土台である「持ち方」が不安定だと、指はキーを押す本来の役割に加えて、「楽器を支える」という余計な役割まで背負うことになります。
この**「余計な役割」**こそが、指の自由な動きを邪魔する最大の敵。
一つ一つの指が独立してスムーズに動けなくなり、たくさんの「無駄な動き」が生まれ、その積み重ねこそが、「指が回らない」という悩みの正体だったのです。
なるほど。じゃあ、どうすればいいの...?と、思った あなたも
私は、大丈夫かな...?と、不安になった あなたも
これを見れば大丈夫(*^_^*)
▼楽器の「持ち方」指の「動かし方」徹底解説へ▼
目次
【楽器の持ち方~肘(ひじ)~】
実は・・・肘の位置も指の動かしやすさに関係しています。
指から腕、さらには肩まで筋がつながっているので、どこに肘があるのかでどこかの筋が緩んだり張ったりします。
つまり、肘の位置によって手の甲が張って指が動かしにくくなったり、逆に緩んで動かしやすくなったりします。
人によって体形が違うので、肘の位置も人それぞれだと思います。
ぜひ、あなたのベストな位置を見つけてください♪
※注)但し、脇を閉めてしまうような肘の位置は「音色」が悪くなるので避けましょう。
💡やってみよう💡
指を動かしながら左右それぞれの肘を前後・上下にゆっくり動かしてみましょう。
(片方ずつするのがいいと思います)
「ふっ」と指が軽くなるところがあるはずです。
それがあなたの指が動かしやすいベストな肘の位置です。
位置が決まったら鏡でチェックすることも忘れずに。
【省エネな指の動かし方を習得するには】
ではその「指からキーまでの距離を近くする省エネな指の動かし方」の習得方法です。
①吹いている時に指全体が見える鏡を用意する。
→フルートは自分の指が見れない楽器なので、鏡で自分の指の動きを見ながら行うのがいいです。
②最も動かしやすい右人差し指から始める。
→右人差し指でキーを押したり(ファの運指)離したり(ソの運指)を繰り返します。
できる限り力を抜いてそっとキーを押す、同じようにできる限り力を抜いてそっと離す。
③メトロノームに合わせてみる
→力が入らないようにゆっくりのテンポから始めるといいと思います。
④他の指(運指)でも②③を行う
→最初は動かす指は一本だけの方がいいと思います。
⑤ある程度感覚が掴めたら、スケールや簡単な曲を鏡を見ながら吹いてみる。
→楽譜ではなく鏡の中の指を見ます。意識を鏡の中の指に向けます。
⑥難しいパッセージや連符に挑戦してみる。
掴んだ感覚を更に確かなものにしましょう。場合によっては鏡を見ながら行うのがいいと思います。
💡やってみよう💡
「キーからの距離が近くなるように指を動かす」のを意識すると余計に力が入っちゃう気がする・・・な場合は
指が動かしやすいベストな「持ち方」をしているか、もう一度チェックしてみてください。
その「持ち方」でめっちゃ力を入れて大きく指を動かしてみる。
たぶん、ものすごく動かしにくい。
そのあと、あまり力を使わないで小さく動かしてみる。
あ、何か軽い、何か楽。が感じられたら、OKです。
その状態で上の練習をしてみましょう。
さいごに:遠回りした私だから伝えたいこと
ここまで読んでくれたあなたは、きっと、真剣にフルートに向き合い、本気で「何とかしたい」と願っているはず。
かつての私は、やってもやっても思うように演奏できず、もやもやをたくさん抱えていました。
できないあまりにフルートをぶん投げそうになったり…
難しいパッセージを書いた作曲家に八つ当たりしたり…
(今だから、のカミングアウト 笑)
そんな私が、
今は難しいパッセージも「あー、むずかしっ」と言いながらも、どうすれば攻略できるか、ゲームのように楽しんで取り組めています。
こんな日が来るなんて!
あんなに苦痛だった「指回し」への挑戦がこんなに楽しいなんて!!
自分で自分の成長にびっくりです(自画自賛 笑)
指が回らない根本原因は、実力や努力が足りないからではありません。
それは、楽器の「持ち方」と指の「動かし方」という、基本的で、誰でも改善できるところにあります。
正しく気づき、正しい努力をすれば、指はもっと自由になり、思い通りの演奏ができるようになるのです。
5周くらい遠回りした私だからこそ、伝えたい!!
気づいた時が変わるタイミングです。
一度ついたクセを直すのは確かに大変です。
でも、必ず変われる。必ず、フルートがもっと楽しくなる。
このブログがあなたのきっかけになれば嬉しいです。
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