それいけ!楽典!~ドレミ七変化~
今回は音名のお話。
音名=音の名前。いわゆるドレミのこと。
日本ではドレミファソラシが一般に広く使われていますが、実はこれ、イタリア語です。
正確にはイタリア語の音名が元になっています。
イタリア語では
Do(ド),Re(レ),Mi(ミ),Fa(ファ),Sol(ソル),La(ラ),Si(スィ)
ちょっと違いますね。
日本語では
ハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロ
ドイツ語では
C(チェー),D(デー),E(エー),F(エフ),G(ゲー),A(アー),H(ハー)
西洋音楽(クラシック)で使われています。吹奏楽でも使われるため、部活で最初に覚えさせらるのがこのドイツ音名でした。
英語では
C(シー),D(ディー),E(イー),F(エフ),G(ジー),A(エー),B(ビー)
ドイツ語とほぼ表記は同じですが、こちらはアルファベット読みです。
吹奏楽部でフルートを始め、クラシックをやってきたので当然ドイツ音名に慣れていたワタクシ。
ニューヨークでジャズを学んだ時は英音名だったのですが・・・
「プレイ、エー」と言われ、
英音名のエー(Aつまりラ)のことなのに、とっさにドイツ音名のエー(Eつまりミ)を吹き、
「ノーーーー!!!」と怪訝な顔をされたのは1度や2度ではありません(笑)
今は・・・クラシックの時はドイツ音名、ジャズの時は英音名を使い分けています・・・・よ
(いや、時々混乱します笑)
余談ですが・・・なぜ表記の最初の音(Aやイ)がラなのでしょうか?
ドが始まりだからドをAにしたらいいやんって思いませんでしたか?
遡ることむかーしむかし、楽譜がまだない時代。合唱隊が出せる最低音をγ(ガンマ)としていました。
このγは実際の音ではソになります。このγ(ソ)の1音上の音からABC・・・としたので、ラがAになったそうです。γABCDEFと並べるとC(ド)が真ん中になり、このドを中心の音としてハ音記号、ヘ音記号、ト音記号ができ今の五線譜ができました。つまり、先に名前をつけた(ラをAとした)あとにド(C)を中心の音として楽譜を作ったから、ということのようです。
色々調べてみると面白いですね♪( ´▽`)
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